2022年3月27日日曜日

表象とは

 今回は二部構成だぜ!半ば酔った勢いで書いているんだぜ!


映画や演劇のパワハラやWSの搾取などが次々と告発されておりましてな。

健全化は全くもって素晴らしいところ。


だがそれと同時に表象化、もよく言われているのです。

ここ最近のハリウッド映画はこの傾向にあるようですね。

端的に言えばLGBTの役にはその性別の俳優を、には日本人役には日本人の俳優を、ろう者にはろう者の俳優を、というものです。

これはある今まで成してこれるものではありませんでした。

柴咲コウさんのオレンジデイズ然り、勝新の座頭市しかり。

『コーダ 愛の歌』が実際にろう者の俳優を使い高評価を得ています。素晴らしいことです。

これまで疎かにされていた性差や人種といったマイノリティーや何か障害などがある人も活躍できる場が広がってきているということなのですから。



だがある意味これは、自由を制限する内容でもあります。

この考え方でいくと、逆に黒人は黒人の役しか出来ないといった考え方であります。

日本で言えば極論、海外の戯曲は出来なくなるでしょう。

シェークスピアもチェーホフも全部ダメ。今やってるハリポタもダメですね、魔法使いじゃないし笑

黒沢作品みたいに日本に置き換えるしかないのかな、蜘蛛の巣城とか。


何でこんなこと言いだしたかって、今度出る舞台でやる役は外国人が多いからです。

フランスとナチスの話にも出演しますからね、じゃあ俺はやっちゃダメじゃん!

ナチスじゃないし、フランス人じゃないし、貴族じゃないし。

演劇って、創作って、芸術って、そんな不自由なものだったの!!!!???


個人的には、これは最高だ!絶対表象でなければダメだ!とは言いたくありません。

その役を当事者ができるようにする、これは非常に大事です。大きな意味があります。

それと同時に、今までのように当事者じゃない人間がその役をやっても良いと思うのです。

どんな作品があってもいい。それが創作の魅力なのですから。

何が面白いか、どう評価されるかは、きっと観た人が決めることでしょう。

ただ現代の世の中で表象はまだまだ一般的ではないので、そういった方向性もあるよ!と是非視野を開げて欲しいですね。





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